XMは指値・逆指値注文を出す際にレートに制限が設けられており、現在レートから少し離れた所に出します。
まりえ
ストップレベルがあると、トレードスタイルによっては筋書き通りのレートでトレードできないですよね。
これはデメリット(T_T)
ここではXMの指値・逆指値の幅「ストップレベル」について解説します。
目次
ストップレベルのデメリットはなあに?
たとえばXMのストップレベルはドル/円で4.0pips、ユーロ/円で5.4pips。
現在価格から4.0pips離れた所にしか指値・逆指値注文を置くことができません。
これでもスイングトレードならそれほど気にならないでしょう。
スキャルピングだとストップレベルは重くのしかかる
しかし、小さな値幅で何回もトレードをするなら、このストップレベルが大きくのしかかってきます。
スキャルピングでは数pipsの値幅を狙いますが、ストップレベルがあることで思った位置で利確できなかったり損切りできなかったりします。
例えば、XMでトレードする場合はドル/円でスキャルピングするときに4pips未満の利幅を狙うトレードは難しくなります。
EAのチカラを発揮できないことも
また、EAの自動売買では新規注文と同時に利益確定注文と損切りもすることが多いですよね。
ストップレベルがあることでEAによってはその性能を活かせないことがあります。
EAでパラメーターを変更するときにストップロスと利食いの値をストップレベルよりも狭く設定してしまうとEAが売買を執行できなくなってしまうのです。
EAやトレール注文を行う場合には指定したい指値幅がFX業者のストップレベルのpips幅と重なっていないかが重要になります。
もしストップレベル内に指値幅があるようであればストップレベルのない業者を選択するのも手です。
MT4でのストップレベルチェック法
MT4でストップレベルを確認する方法をお伝えしますね、
気配値表示ウィンドウの通貨ペアを右クリックし、「仕様」を選びます。
すると、通貨ペアの取引条件ウィンドウが表れます。
この中の「ストップレベル」欄を確認してください。
これはXMのストップレベルですが、「40」と表示されています。
つまり、XMでは逆指値注文をするときは4pips以上離れていないと注文が通りません。
まりえ
XMの公式ホームページでも確認できる
ストップレベルですが、XMの公式ホームページでも確認することができます。
XM公式ホームページの「取引」タブのFX取引のページを開きます。
少しスクロールするとFX取引のスプレッド/取引条件の表があり、ストップレベルをチェックすることができます。
ストップレベルは表の一番右の「指値および逆指値のレベル」という欄に記載されています。
XMのストップレベル
XMの公式ホームページの表では見づらいという人もいると思いますので、スタンダード口座の主要通貨ペアのストップレベルを表にまとめてみました。
通貨によってストップレベルは異なりますので気をつけてください。
ストップレベルがない海外FX業者
短期売買をする場合やEAでスキャルピングをしたい場合など、ストップレベルがあるとトレードに差支えがある場合はストップレベルが無い業者を選ぶことになります。
ストップレベルがない会社をいくつかご紹介しましょう。
AXIORY
ここはすべての通貨ペアでストップレベルが0になっています。
スキャルピングをメインとしているトレーダーにも支持されているFX業者で約定力が高いことでも評価されています。
EAの使用も可能で取引制限もないため、自動売買で稼ぐことが可能です。
TitanFX
ここもスキャルピングにもってこいで、すべての通貨ペアのストップレベルは0です。
スプレッドが狭めなところも魅力です。
取引制限もありません。
Traders Trust(TTCM)
ここもストップレベルは完全に0。
しかもTraders TrustはVPSを自社で持っていますので、3種類のスペックの異なるサーバーから選択してトレードすることができます。
基本的にVPSは有料。
けれども口座残高と月額取引量によっては0円になることも。
EAで自動売買したい人にはお得なFX業者です。
これらの業者であればストップレベルを気にせずにトレード可能なので、必要なら口座開設してみると良いでしょう。
ストップレベルがあってもXMが選ばれる理由
XMはストップレベルにより、指値・逆指値の幅に制限があり、スキャルピングやEAを使うトレーダーにとってはやや不利な条件です。
スプレッドも特段狭いというわけでもなく、トレーダーにとって特別に有利な条件を提示しているわけではありません。
それでもXMが人気を誇るのは、安定したシステムにより約定拒否やスリッページが起こらないことにあります。
もちろん、太っ腹なボーナスで入金した以上の資金でトレードできたり、ゼロカットシステムで顧客のマイナスを補填するなど、資金面でのサービスが豊富なところも支持されている面でもあります。
しかし、約定拒否もなくスリップしにくいシステムを提供してくれることがトレーダーにとっては最も大切なことです。
XMはシステムを安定的に提供するためにもストップレベルを設定し、指値・逆指値の幅に制限を設けています。
それを考えると安心してトレードをするためにもストップレベルは必要なコストとして考えればよいのではないでしょうか。

ストップレベルを把握して注文を入れよう
XMの指値・逆指値幅の制限であるストップレベルについて解説しました。
XMでは各通貨ペアごとにストップレベルがあります。
なので、指値・逆指値注文を入れる際には気をつけましょうね。
どうしても近い距離で注文を入れたいときにはストップレベルがないFX業者を選択するのも一つの手です。
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