ソーサーボトム&ソーサートップの特徴とエントリー方法を解説

ソーサーボトム&ソーサートップの特徴とエントリー方法を解説

まりえ

天井・大底のパターンには色々な形がありますが、浅いボウルのような形状を描くのが「ソーサートップ」「ソーサーボトム」と呼ばれるパターン。

ダブルボトムやヘッドアンドショルダーズのような分かりやすい形状ではありませんが、よく見かけるチャートパターン。

なので、マスターすると間違いなくトレードの力になりますよ。

ソーサーボトム・ソーサートップは緩やかな底と天井を形成し、形成後は大きく動くことがあるため気を付けてトレードしたいチャートパターン。

しかも、トレンド中には少し見つけにくい形ですので安易にエントリーして大きな値動きに巻き込まれないように注意が必要です。

ソーサーボトム・ソーサートップってなあに?

お皿のような緩やかなカーブを描く天井・大底パターンのこと。
ラウンディングターン(円形転換)やボウルと呼ばれることもあります。

このパターンでは徐々に相場エネルギーが抜けていく形になり、チャートで作り出される円形湾曲の方向が次のトレンドを示唆します。

ソーサーボトムの例

ソーサーボトムのチャート

緩やかな下降の中で目立った反発がなく横ばいに近い値動きになります。

次第に下値を切り上げながら出来高を伴いながらの上昇を見せますが、上昇が一服すると「プラットフォーム」と呼ばれるごく短期的な揉み合いが出現し、プラットフォームを上抜ければ上昇トレンドへの転換となります。

底値圏でソーサーボトムが出現すれば上昇トレンドへの転換を、天井圏でソーサートップが出現すれば下降トレンドへの転換を示唆します。

ソーサーボトム・ソーサートップの値動きの特徴

ソーサーボトムがつくる形

ソーサーボトム

ソーサーボトムの値動きの特徴は、チャートのように

  1. 下降トレンドから緩やかに横ばいに変化
  2. 底値圏で揉み合い
  3. 揉み合いから大きく放たれて上昇

また、チャートの形状をよく見ると

  • 下降局面の最初は大きな値動きだが徐々に実体が小さくなる
  • 揉み合い局面ではコマ足が連続して発生する
  • 上昇開始とともに大陽線が発生する

というパターンを作るのが特徴です。

ソーサートップがつくる形

ソーサートップ

値動きの特徴は、ソーサーボトムの反対だということ。

  1. 上昇トレンドから緩やかに横ばいに変化
  2. 高値圏で揉み合い
  3. 揉み合いから大きく放たれて下降

また、チャートの形状も同様に

  • 上昇局面の最初は大きな値動きだが徐々に実体が小さくなる
  • 揉み合い局面ではコマ足が連続する
  • 下降開始とともに大陽線が発生

という動きになります。

ソーサーボトムの市場心理

まりえ

局面ごとに起きる市場心理が働くため、同じようなチャートパターンが表示されます。

逆に言えばチャートに表れる市場心理を読み解くことができれば次にどのようなチャートを描くのか予測することができるのです。

ソーサーボトム形成中の市場心理について考えてみよう

ソーサートップについてはこれの反対となりますので、ソーサートップを見つけた場合は、下の説明の反対で考えてみてくださいね。

ソーサーボトムの市場心理のチャート

市場心理
  1. トレンドが弱まりながらも安値を切り下げつつ緩やかな下降の横ばい状態に。この時に売り勢力が減ってきた、もしくは待ち構えていた買い勢力の快進撃で、下降の勢いが弱くなっていきます。
  2. 徐々に上値を切り上げながら、緩やかな上昇の横ばい状態になります。ここで売り勢力よりも買い勢力が強くなってきたため、徐々に相場の向きが逆転していきます。
  3. 前回の揉み合いしていた地点と同じ場所が高値となり、ソーサーボトム形成前に買いポジションを持った人の損切とソーサーボトムの底で売りポジションを持った人の損切、新規の売買が相まって揉み合い(プラットフォーム)を作ります。

そして、買い勢力が勝てばネックラインを超えて上昇トレンド開始、売り勢力が勝てばネックラインに跳ね返されて下降トレンド継続となります。

ソーサーボトム実践1

カップアンドハンドル

カップアンドハンドルはソーサーボトムに現れやすいプラットフォームがティーカップの取っ手に見えることから呼ばれている形状で、これを見つけると上で説明したような市場心理が見え、エントリー戦略が立てやすくなるんですね。

カップアンドハンドルのユーロドル1時間足チャート

上のチャートでは、市場参加者の心理がリアルに表れているのが分かるでしょうか?

この場面の①の段階での参加者は主に3タイプのトレーダーで構成

  • Aさん:買いポジションを保有中
  • Bさん:売りポジションを保有中
  • Cさん:これからエントリーしたい

①の場面

AさんとBさん、買い勢力と売り勢力が攻防して揉み合いしています。
この段階ではAさんとBさんの力は拮抗しています。

②の段階

Bさん勢力が勝ち、下降しています。
Aさんは含み損を抱えている状態。

③の地点

参加者のさまざまな心の内が入り混じります。
Aさん
買いポジションを持っていたら価格が下降してしまい、含み損を抱えたまま耐えていたら再び元のレートまで戻ってきたのでとにかくここで損切したい。

Bさん
売りポジションを持って思惑通り下がったのに決済のタイミングを逃して元のレートに戻ってきてしまったのでプラスマイナスゼロで何とか逃れたい。

Cさん
①でエントリーできなかったので、①と同じレートに戻ってきたらエントリーしたい。

③の地点を整理

Aさん→売り注文
Bさん→買い注文
となり、
Cさんはソーサーボトムのネックラインを抵抗線と考えていますので売り注文となります。

つまり、③の地点では売り注文が多いということが分かります。

売り注文が多くなることですんなりネックラインをブレイクせずに③では緑色で囲んだ場所(ハンドル)のような形状になりやすいのです。

カップアンドハンドルでは、ソーサーボトムになる前にも揉み合いになっていることがよくあります。

エントリーは、この大底パターンを作る前の揉み合いが重要になってきます。

ソーサーボトムを形成してからやがてローソク足は上向きに描き始めます。

まりえ

このときは上昇トレンドになっていますので、押し目があったらすぐに入りたいところですが、ここでは失敗する可能性の方が高い…。

まず、ソーサーボトムのネックラインをブレイクし、その後、多くの場合で揉み合いをします。
そこがハンドル部分になるんですね。

前回の揉み合いの高値を完全にブレイクしたらエントリーとなります。

逆に揉み合いを上にブレイクせずに下に跳ね返されることもあります。
その場合は下降トレンド継続となり、売りエントリーとなります。

ソーサーボトム実践2

ソーサーボトムのエントリー手法

形の特徴は、ネックラインの下にプラットフォームと呼ばれる揉み合い圏が生まれることでしたね。

エントリーポイントはネックラインをブレイクしてから一度レートがネックラインに戻り、はね返されて再び上昇しだした地点です。

ソーサーボトムはエントリーまで我慢する期間が長いです。
待ちきれずに手を出すのが早いと大損につながることもあります(>_<)

なので必ずネックライン突破後に反落、その反落がネックラインを下回らずに再び上昇したことを確認してからエントリーしましょう。

注意
買い勢力と売り勢力の思惑が絡み合っていることがよく表れているチャートパターンですので、完全にトレンド転換したのを確認してエントリーしないと危険!

きちんとしたソーサーボトム・ソーサートップを形成しない場合はエントリーしない

他のチャートパターンと同じくソーサーボトム・ソーサートップでは形が崩れたらエントリーは見送ります。

見送り1:もみ合い

ソーサーボトムが完成しなかった形

上のチャートではソーサーボトム形成後、プラットフォームを大きく突き抜けて揉み合いってますよね。

そのもみ合いがソーサーボトムの底を突き抜けているので、もうこれは大底ではなくなっています。

つまりこれは、もうソーサーボトムではないのでエントリーは見送ります。

このチャートでは結果的に上昇していますが、これはあくまでも結果論です。
確証がないときはエントリーを見送りましょう。

見送り2:ネックラインをブレイクしない

ソーサーボトムが崩れた形

このチャートはネックラインをブレイクしていません。
結果的にプラットフォーム内の攻防で売り勢力が勝ち、大きな下降をしています。

プラットフォームの揉み合いが長いとつい早まってエントリーしたくなりますが、絶対にダメ。

まりえ

ここで買いエントリーをしたら、ただのルール違反。
リスクが高いトレードになるのでやめましょう。

特に、ソーサーボトムでは細かい揉み合いが大底で行われてエネルギーが上下どちらかに開放されやすい状態。
なので、ネックラインを完全にブレイクしていたことを確認してからエントリーしましょう。

要するに、ソーサーボトム・ソーサートップが完全な条件で形を作っていなければエントリーはしない、ということです。

これはこのソーサーのパターンに限らず、すべてのチャートパターンに言えることです。

大底・天井圏で安易に手を出すと高値掴み・安値売りになるので、自信がないときはエントリーを見送りましょう。

そして、トレンドがハッキリ確認できるときのみトレードしましょう。

ソーサーボトム・ソーサートップにいち早く気づく方法

これに限らず、天井・大底パターンというのは出来上がってみて初めてその形状が分かります。

そのため、形成中に気づくのはとても難しく…。
ダブルトップ、トリプルトップのような分かりやすい形状ならまだしも、分かりにくい揉み合いを続けるソーサートップ(ボトム)を形成中に察知するのは至難の業です。

ソーサーのような形は色々なところで起こりやすいため、今が高値圏、底値圏にいるのかどうかを察知しておく必要があります。

例えば、オシレーター系指標が買われすぎ・売られすぎを示唆している、過去の重要な節目に近づいている、などです。

いずれにせよ、確証がないときにポジションを持つとリスクが高いので、慎重に形状を判断しましょうね。

揉み合い放れに注意

ソーサーボトム・ソーサートップは、酒田五法でなべ底・団子天井と呼ばれるほど有名なパターンです。

大底と天井を形成した後は大きく動くことが多いので判断を誤ると大怪我につながります。

揉み合い放れに上手に乗れるように、エントリータイミングをしっかりと見極めましょう。

ソーサーボトム・ソーサートップはよく出現する。覚えて損はなし!

特にソーサーボトムはよく出現するチャートパターンです。

これがソーサーボトムという底値パターンだと知らなかったら「なんだかよくわからない形だな」と思ってトレードチャンスを失っていたかもしれません。

もしくはダマシに遭って損失を被っていたかもしれません。

まりえ

でも、ソーサーボトムの形状を知っていればエントリーのタイミングや市場参加者が何を考えてトレードしているのかが分かるので、トレードを有利に進めることができます。

是非マスターして、チャンスを手に入れてくださいね^_^

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