スキャルピングの損切りは何pips?損切り幅と勝率の関係について調査。

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スキャルピングはデイトレやスイングに比べて取引時間が短いです。
数秒〜数分程度で微々たる利益を積み重ねていくトレード法です。

したがって、取引時間が短い分損切りも瞬時の判断が必要になります。
なので、損切りが難しいと感じている人も多いのでは?

まりえ

わたしは損切りルールを徹底させてから少しずつスキャルピングで勝てるようになったし、何より落ち着いた気分で臨めるように☆

スキャルピングでは損切りルールを徹底することが必要

利小損大わずかな値幅で利益を積んでいくトレードスタイル。
ポジションの保有はわずか数分、時には数秒ですよね。

なので、損切りは前もって定めたルールのもと、素早く判断していくことが大切です。

ということは、損切りをルール化して徹底的にそれを守っていくべきです。

逆を言えば損切りルールさえ守れるようになればスキャルピングで安定的に稼いでいくことができるのです。

スキャルピングの損切りルール

ルール

損切りの値幅はあらかじめ定める

利確も損切りもどちらも初めに値幅を確定しておくことが必要です。

スキャルピングに慣れてくればチャートを見ながら判断していくことができます。

けれど、まだ自分自身のスタイルが確立できていないときは損切りを失敗することも多くなりますよね。

あらかじめ切る場所を決めておかないと損切りが遅れてコツコツドカンをやってしまうことになります。

慣れるまで、または損切りを決断が苦手ならIFO注文、OCO注文などを使いましょう。

損切り幅は利益幅よりも小さくするのが基本ですが、勝率によっては利益幅よりも大きい損切り幅でも総合的に勝てていれば問題がありません。

勝率で損切り幅を考える

損切りは利益幅よりも損切り幅の方が狭いのが普通。

けれどスキャルピングなら、勝率によっては損切り幅が利益幅を超えても問題ありません。

損切りしたらすぐに反転してしまう場合などは自分の勝率から損切り幅を見直してみると効果的です。

勝率別にシミュレーションしてみた

いずれも10回トレードした場合の利益を計算してみました。

勝率50%の場合

勝率50%で10回トレードしたときの損益

勝率が50%だと損切り幅は利益幅よりも狭くなくてはなりませんね。

反対に、勝率を51%以上にすれば損切り幅と利益幅は同じ幅でも利益がでるということになります。

勝率60%の場合

勝率60%で10回トレードしたときの損益

勝率60%の場合は利益幅と損切り幅が同じであれば利益が出ます。

少々苦しい成績ですが、損切り幅が利益幅と同じだと勝率は60%くらいまで落ちても大丈夫ですね。

勝率70%の場合

勝率70%で10回トレードしたときの損益

勝率が70%まで上がればかなり損切りも楽になります。損切り幅が利益幅の倍でも利益が出るようになっています。

勝率80%の場合

勝率80%で10回トレードしたときの損益

勝率が80%まで上がれば損切り幅が利益幅の3倍になっても利益が出ます。

このようにあなたのトレードの勝率を把握してトータルで勝てば良いので、まずは勝率を見て損切りの幅を決めると良いです。

勝率が良ければ損切り幅は利益幅よりも大きくてもまったく問題ありません。

また、表を見ると分かるようにトレードはトータルで勝てば良いので勝率が極端に高くなくても構いません。

損切り貧乏から脱却するために

損切り貧乏」とは損切りするのに稼げない、損切りをすればするほど資金が目減りする状態のことを言います。

損切り貧乏にありがちな条件

  • pips数に捉われすぎている
  • お金への意識が強すぎる
  • 総合的に勝てば良いという概念がない
  • テクニカル分析をマスターできていない

経験から言って、お金やpips数の目標にとらわれ過ぎていると負けが込んできます。

1日いくら稼ぐぞ!と意気込むと負けたときにどうしても取り返したくなるのが人間というもの。

3連敗したらその日はトレードしない、など、とにかく後追いはしないことがスキャルピングで稼ぐコツです。
「この資金を倍にするぞ!」というのも危ない。

スキャルピングはテクニカル分析が大切

どのインジケーターを使ってトレードを行うのかは個人の相性によりますが、スイングトレードで相性が良かったテクニカル分析がスキャルピングでそのまま使えるとは限りません。

テクニカル分析はエントリーポイントを探る重要な材料です。

値ごろ感でエントリーすると取り返しのつかないミスにつながりますので、基本的な研究は怠らないようにしましょう。

まりえ

テクニカルの研究のためにオススメは本を以下の記事で紹介しています☆

損切りできないより損切り貧乏の方が良い

損切り貧乏は損切りできないよりもはるかにマシです。

損切りができるのは、トレード中に落ち着いて判断しているという証拠。
損切りを見送るよりもはるかにレベルが高い!

そして、損切りは最初はうまくいかないと感じていても続けていれば必ずスキルアップします。

多くの人は損切りで自分の失敗を認めたことに失望し、だんだん損切りができなくなっていきます。

そこで、止めさえしなければ技術は向上するので、ここで諦めずに損切りを決断してくださいね。

冷静な損切りでスキャルピングスキルをアップさせよう

スキャルピングで成功するなら冷静な損切りは不可欠です。
最初は負けたり、損切り貧乏で悩まされることもあるでしょう。

負けてばっかり、損してばっかりと思うかもしれません、しかし、失敗というのは目立って見えるだけ、ということを覚えておいてください。

客観的に戦績を分析して、試行錯誤していれば必ずスキャルピングスキルはアップします。

まりえ

エントリースキルと同時に冷静に損切りできるメンタルを手に入れれば必ず稼げるようになりますので、コツコツ頑張ってくださいね。

損切が重要なワケは?なぜ損切できない人が多いの?

FXの本やサイトでは“損切を躊躇なく行うように”、とよく書かれていますよね。
そうはいってもなかなか損切できずにいる人も多いでしょう。

損切した途端に元の方向に戻っていくし、損切すればするほど資金がなくなっていくので損切したくない、と思う人もいるかもしれませんね。

そんなときが結構あったとしても、それでも損切はした方が良い、というのが私の意見です。

損切をする意味

投資で損切が大切なワケ
  • 大損を回避するため
  • チャンスをつかむため
  • 精神的に余裕を持つため

損切はトレードでは必須です。

ポジションを整理して余裕を持つことで大きなチャンスが来たときに相場の波に乗れるように準備しておくことや、安定した精神状態でトレードできるようにすることはもちろんですが、大きな理由は大損を防ぐためです。

大きな傷になる前に小さな損失のうちに損切を行えば、新しいトレードで最終的に稼いでいくことができます。

損切をしないとどうなる?

大損につながる

損切は、これ以上損を広げず浅い傷で終わるために撤退することが目的です。
もし、そのままずっとポジションを持っていたら大損につながるケースがあります。

為替の場合、大きな相場は数年に渡って続くことがありますので、ずるずると損が広がって何年も塩漬けしたのち、強制ロスカット、なんてことにもなりかねません。

含み損が大きくなればなるほど余計に損切がしづらくなり、損失が広がるばかりに(>_<)

チャンスを逃す

まりえ

損切をしないために塩漬けポジションの山が積み上がり、遂には新しいポジションが持てないくらいのポジション量になってしまった…というケースも考えられます。

損失を回避するために両建てをし、両建てポジションだらけになって新しいポジションは構築できないし、両建ても解除できず身動きがとれなくなる、という最悪のこともあり得るでしょう。

せっかくFXをやっているのにトレードできない状態になっては意味がないですよね。

それに、得意なエントリーサインが出てトレードしたいのにポジション量のせいでこれ以上注文できないのはもったいない!
損を広げるだけ広げて、稼ぐチャンスを失うことになってしまいます。

冷静な精神状態をキープできない

含み損が広がってくると冷静にトレードできません。
時には日常生活に影響を及ぼすこともあるので要注意。

今●●円だから、あと2円下がるまでは耐えられる!
2円も下がらないでしょう!
と思って翌日さらに1円下がっていたら…。

あと1円はさすがにねぇ、下がらないでしょう!ドキドキ…。

こんなときにチャートに大陰線が出たら、心臓が飛び出そうになるか全身の毛穴が全開になってしまいますよね。

そもそもこんな思いをするためにFXをやっている訳ではないはず。

なぜ損切できない人が多いのか?

損切が重要なことは分かっているけど、実行できない人も多いですよね。

それは人間の元々持っている素質が影響しています。

人間は損を確定するのが非常に難しい

これを行動経済学でプロスペクト理論と言いますが、人間は得よりも損を重視するため、損得が絡むと認知の歪みが発生し合理的な意思決定ができなくなる、というものです。

FXでは損小利大でトレードするのが鉄則です。
でも損を確定することを避けたいと感じてしまうので、どうしても損切を遅らせてしまい、損大利小のトレードになってしまいます。

これは人として自然の行動ですので、矯正することはなかなか難しいのです。

損切先延ばしの成功体験が、余計に損切できない体質にしている

あまりにも損切にひっかかった後に値動きがもとに戻ってしまうので、一度損切を解除してみた。
そうしたら、一旦下降したもののそれは単なる押し目で思惑通りの方向に値動きが戻り、無事利益確定できた。

これは設定してあった損切を解除したら最終的に利益になったパターンですが、この成功体験が損切できなくさせていることもよくあります。

1回大丈夫だったから次も大丈夫だろう、次も大丈夫だったからもう損切しなくてもいいんじゃないか?、と思って損切しない派トレーダーになるわけです。

躊躇なく損切をするコツ

注文と同時に損切も入れる

1番単純で効果的なやり方が注文と同時にストップロス注文も入れる、という方法です。
これなら損切の際に迷うことなく勝手に損切されますので、損切が先延ばしになりません。

デメリットは自分にとってちょうど良い損切ポイントを見つけるまでは失敗が続く可能性がある、ということです。

まりえ

損切されたラインで折り返して思惑どおりの方向に動き出した、利益確定ラインに一歩届かず逆行して損切になった、など、損切ラインにかかってしまって口座資金が目減りした、というパターンです。

こればかりは試行錯誤してちょうど良いラインを見つけるしかないのですが、多くの人が途中で我慢できなくなり、新規注文の際に損切注文を入れるのを止めてしまいます。

損切で失敗が続いたことで損切しなくなる…というのはよくあるパターン。

本来はここで我慢して損切し続ければ、損切できずに結局大損することもなくなるのですが、初心者にはなかなか精神的に難しいのが現実だと思います。

2%ルールで機械的に損切をする

チャートやpipsでの損切が難しいと感じるなら、2%ルールを使って損切を行うのがオススメです。

2%ルールとは、1回のトレードでの損失額を資産全体の2%に抑えるもの。

チャートのどこで損切をしたらいいのか分からない、という人でも口座残高の2%で機械的に損切していきますので、手法ごとに損切の値を決めるよりもやりやすいかもしれません。

2%ルールについては「FXの3つのMとは?」で詳しく紹介しているので、気になる人はチェックしてみてください。

最終的に勝てばよいという考え方を持つ

FXで月利10%はありえない!」の中でもご紹介しましたが、麻雀の強い人はビリにならないようにプレーします。

1位で上がれないと悟ったときはビリにならないようにし、大負けを防いでいます。

また、ことわざの中に
「三十六計逃げるに如かず」
というものがあります。

形成が不利になったらあれこれ考えるよりも逃げて身を守るのが最良である、というもので、要するに逃げるが勝ちという意味。

ここでいう三十六計というのは古代中国の兵法にある36種類の計略のこと。

まりえ

FXでも手法はたくさんあるけれど、形勢不利と判断したらさっさとポジションを解除してあらたな気持ちで得意な場面が現れるのを待った方が良いですね◎
どうしても損切できないときは、武将になった気分で撤退を決断し、自分の兵隊(他のポジションと口座資金)を守ることをイメージしてみてはいかがでしょうか。

FXでは「今」勝つよりも「最終的に」勝つことが大切です。
将来的に大きな利益を得るために早めに撤退した方がよっぽど良いのです。

ストップロスに届かなくても損切してよい

損切はルールに則って機械的に行うのが基本ですが、自分で設定した値に届いていなくても「なんか違うな」と思ったらさっさと損切してしまって構いません。

また、ポジションサイズの調節の意味で損切りを積極的にする方法も。

現状うまくいっていてもちょっとポジション持ち過ぎかな、と思ったら損切して身軽な状態にした方が精神的に安定してうまくいくこともあります。

そして別の新しいチャンスを察知したら、今持っているポジションを整理してすぐに新たな注文ができる状態に準備することもできるのです。

無理なくできる損切方法を採用するのがポイント

損切は重要だと頭では分かってるけど、なかなか実行に移せないのが人間というもの。

そのため、あなた自身にとって負担にならず淡々と行える損切ルールを取り入れるようにしましょう。

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