キャリートレードって何?わかりやすく解説

キャリートレード

キャリートレードって知ってますか?

これは「金利の低い通貨を売って、高い通貨を買う」という2つの通貨の金利差を獲るトレードのことを言います。

円は長年低金利が続いていますよね。
なのでキャリートレードに利用されやすく、2000年代には円キャリー取引が盛んでした。

キャリートレードってなあに?

円とドルの売買

まりえ

キャリートレードとは既に書いた通り、金利の低い通貨を売り、高い通貨で運用して利益を稼ぐ手法。

主に機関投資家やヘッジファンドが低金利通貨で資金を融通し、それで外国通貨建て債券や株式などで金利差による利益や売買益を得ます。

また、2000年代の円キャリートレードで円安が進んだシーンでは個人のFX取引が活発化し「ミセスワタナベ」と呼ばれる個人トレーダーによる円キャリ取引も伸びました。

円売り外貨買いの円キャリトレード以外は?

まりえ

円キャリを思い浮かべる方が多いと思いますが、円以外が低金利になってからは他の通貨でのキャリートレードが活発になっています。

特にドル、ユーロ、スイスフランは世界金融危機以降に円キャリに代わってキャリートレードに利用されています。

キャリートレードの局面ごとの動き

景気拡大局面で市場がリスクオン状態になるとキャリートレードが活発化。

そして景気減退局面でリスクオフ状態になるとキャリートレードは解消され、巻き戻しと呼ばれる買い戻しが起こりやすくなる傾向があります。

2000年代は円キャリが活発化

まりえ

バブル崩壊後の1999年、日本銀行は政策金利を史上最低水準の0.15%に。

ゼロ金利政策をスタートします。

その後一時的に金利引き上げたものの、2000年代は世界最低金利を維持。
これが円を格好の資金調達通貨の地位に押し上げ、円キャリ取引が活発化していきます。

FXが日本でも広まったことで、個人トレーダーによる円売り外貨買い取引も急増し、円安を助長したのでした。

2006年の円キャリ規模は約46兆円にものぼったと推定されています。

当時の日本は経常収支が黒字

普通なら円高傾向になるのですが、円キャリによる円売り過多で円安方向に進んでいました。

2007年のサブプライムローン問題を発端にポジション解消が始まる

円は他通貨に比べてハイスピードで上がります。

更に2008年のリーマンショックから始まる世界金融危機で他通貨の金利が下がり、円との金利差が縮小
これが円高傾向に拍車をかけました。

2005〜2016年までのドル/円チャートをチェック☆

2005年から2016年までのドル/円チャート

2007年頃までドル/円は上昇トレンド

まりえ

2005~2006年頃は日本でもFXブームとなりFXの個人投資家が増えている時代。

この頃にFXをやっていた方は「買えば上昇する」という状態を体験していたのではないでしょうか。

2007年6月を天井にドル/円は下降

サブプライムローン問題と利益確定による売りにより円への買い戻しが始まります。

この円高基調は2012年頃まで続きますが、その頃からアメリカが利上げに転じたので、再び円売りが始まり、ドル/円は上昇トレンドになっています。

ドルキャリートレード

ドルとサラリーマン

2008年12月、サブプライムショックを発端とする世界金融危機の影響で米国のFRBも政策金利を0~0.25%とするゼロ金利政策をとることになります。

日銀も同時期に政策金利を0~0.1%に。
円とドルは実質金利差がさほど無くなり、円キャリの意味が消えます。

日本円をわざわざ調達しなくても、ゼロ金利のドルで高金利通貨を買うドルキャリートレードが盛んに。

その後、FRBが利上げを始めたことによりドルの金利が上昇し始め、ドルキャリートレードも一旦は落ち着きを見せ、投資マネーはゼロ金利を始めたユーロキャリートレードへと向かいます。

ユーロキャリートレード

ユーロタワー

2011年ころ、ギリシャ危機から始まるユーロ債務問題が次々と発覚し、ユーロ危機が訪れます。

そのためユーロ売りが加速。

そんな中の2012年7月、ECBが政策金利を0.75%と史上最低レベルまで下げ、ゼロ金利政策が始まります。

ECBがゼロ金利を実施後、ユーロキャリートレードとみられるユーロ売りが急増。

対ドルでも年頭の安値を超え、対豪ドルでは最安値の新記録を樹立。
ユーロ総崩れになりました。

ユーロそれ自体の不安に加え、ユーロキャリートレードが加速化し、ユーロの下降が続きました。

キャリートレードの巻き戻しってなあに?

キャリートレードの巻き戻し

これはキャリートレードを行っていたが何かしらの事情でポジション解消し、一時的に下降する事態を言います。

例えば円キャリーなら、利益確定による買い戻しやリスク回避により一気に円高方向に動く巻き戻しが起こる可能性が。

為替市場にいる2者の存在:実需筋と投機筋

実需筋は輸入業を行う企業など

海外から商品や資源を購入する際に円を外貨に換えてモノを買います。

つまり、円から変えた外貨はモノに変わります。

投機筋は投資が目的

トレーダー

FXを行っているわたしたちも投機筋に当たります。

投資目的で円を外貨に換えたなら、いつかは円に戻しますよね。

投機筋は円キャリで外貨に投資したなら、どこかで利食って必ず円買いをします。
また、投資先のリスクが高まった時にそこから避難するのでその際も円買いしています。

まりえ

円の買い戻しが一斉に起こった場合、巻き戻しによる円高リスクが高まります。

また、円に買い戻した後、有望な投資先が見つからずに円をそのまま保有していることもあり、その場合は円が高止まりして円高状態が長引くこともあります。

円に限らずキャリートレードに利用されている通貨、特にユーロに投資している場合は巻き戻しによるユーロ高が起こり得るということには留意しておく必要があります。

キャリートレードが盛んな通貨は巻き戻しに注意

「円キャリ」という言葉はよく聞いたことがあったかもしれませんね。

世界金融危機以降はドルやユーロなど他の通貨もゼロ金利またはそれに近い低金利になり、円以外でキャリートレードが行われる傾向が出てきています。

利益確定やリスク回避による買い戻しが起こり、相場が急変するので、頭の片隅に入れておきましょう。

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