通貨の強弱を測る方法

通貨の強弱を測ろう

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まりえ

FXでは得意な通貨ペアを1つだけトレードする方法があります。

また、今1番動いている通貨を通貨の強弱を見てからトレードする方法もあります。

また、チャートに現れていない通貨の強弱を知っておけば値動きの方向を捉えられ、大きな利益を狙えます。

通貨の強弱は、ブローカーが提供のツールやMT4のインジでチェック可能。
ここでは通貨の強弱を測る方法について解説します。

今動いている通貨ペアを見つけて損小利大を狙うことができる

為替には通貨同士の売買の攻防があります。
流通しているすべての通貨が買われている、または売られているという状況はあり得ません。

例えば強い円売りが起こった時、ドルなどの他の通貨が買われるというように、ある通貨が売られたときにはほかの通貨は買われています。

問題は「どの通貨が大きく買われ、どの通貨が大きく売られているのか」の把握。

これを知ることで、今1番動いている通貨を見つけることができるのです。

まりえ

また通貨の強弱を見ておくと、特定の通貨ペアのチャートを見ているだけでは分からない値動きを予想できるため、ダマシの回避に繋がります。

例:ドル/円が現在は上昇トレンドで、ロングで追随したい

他の通貨ペアの値動きをチェック
  • ユーロ/円…下落トレンド
  • ポンド/円…下降トレンド
  • ユーロ/ドル…下降トレンド

上のケースでは、ドル買い、ユーロ売りの状況ですね。

そして、円に注目してみます。
ドル/円は円売り、ユーロ/円、ポンド/円は円買いという状況です。

円は買われている。
しかし、ドル/円が上昇しているということはドル買いの方が円買いよりも強い状態。

現時点では、強いドル買いに引っ張られてドル/円が上昇していると見ることができます。

このバランスが崩れて円買いの方が優勢になったとき、ドル/円は下降トレンドに転じます。

まりえ

つまり、ドル/円の上昇トレンドにロングエントリーはダマシかも…ということ。
このように通貨の強弱に注目することでと今勢いのある通貨ペアを見つけることができれば利益を出しやすく、現在の通貨ペアの周辺の攻勢を見ることでダマシを防ぐことができますので損小利大のトレードに近づけるとことができるのです。

とはいえ、毎回上記のようなことを1つ1つ考えていたら大変ですよね。
そこで便利なのが通貨強弱ツールです。

OANDAの通貨強弱ツール

OANDAの通貨強弱ツール

画像引用:OANDA公式サイト

OANDAは公式サイトには通貨の強弱チャートがあります。

表示されているのは主要8通貨。
OANDA会員でなくても5分足と日足の長期チャートを閲覧できます。

MT4/MT5のインジは会員向けに配布しているので、もし使いたいならOANDAに登録しましょう。

ツールはグラフ状で、今どの通貨が一番買われている(強い)のかを一目でチェック可能。

MT4のインジケーター「CCFp」

通貨の強弱を表すインジはいくつかあります。
中でも有名なのが「CCFp」

操作も簡単で見やすいので、初めて通貨強弱ツールを使うならまずはCCFpを試してみると良いでしょう。

MT4のインジケーターCCFp

CCFpをMT4に表示させると設定画面のウィンドウがポップアップしますので、好みの設定で見やすくしましょう。

パラメーターの入力タブを開くと、デフォルトで全ての通貨が表示されています。

CCFpのパラメーターの入力タブ

通貨の「true」の欄をダブルクリック→選択肢が出るので、表示させたくない通貨は「false」を選びましょう。

表示させたくない通貨は「false」を選ぶ。

インジケーターの線の色も自由に変えることができます。
Color_通貨の欄の色をダブルクリックで、カラーチャートが表れるので好きな色を選んでください。

カラーチャートが表れるので好きな色を選ぶ。

MT4インジの良い点は、見たい通貨のみを選んで表示できるという点。

最初の項で紹介したクロス円の主要通貨ペアの力関係を見て今後の値動きを予測する方法もできるし、これから見ていく今トレード中の通貨ペアの強弱をチェックしてトレンド予測もできます。

通貨強弱ツールってトレードでどう使うの?

通貨強弱ツールでどの通貨が買われていて、また売られているかが分かりましたね。

次に今トレードしている通貨ペアを表示して、値動きを予測する方法を見ていきましょう。

CCFpその2

チャートはユーロ/ドル、通貨強弱インジケーターは赤がユーロ、白がドルです。

インジケーターの形状とトレンドの関係性はまとめると以下のようになります。

インジケーターの形状とトレンドの関係性の表

では、インジケーターの形を見て解説したいと思います。

1、間隔が広がり始めている

間隔が広がり始めている

2本のインジケーターが口を開けるように大きく広がっている場合、トレンドの発生を示唆しています。

この場合、赤がユーロ、白がドル。
なのでユーロ/ドルは上昇トレンドの見込みだと分かりますね。

2、間隔が大きく広がっている

間隔が大きく広がっている

2本のインジケが大きく口を開けたまま推移しているときは、トレンド継続中を表しています。

このとき、大きく広がっていっている状態のときはトレンドが強く、平行になってくるとトレンドの勢いが落ち着いていると判断します。

3、間隔が収束し始めている

間隔が収束し始めている

2本のインジケーターが口を閉じていくように収束し始めたらトレンドの勢いが衰え始めているサインです。

このケースだとユーロ/ドルは下降方向へと動きやすいです。

4、間隔が閉じている

間隔が閉じている

2本のインジが中心付近で絡まるように推移しているときはトレンドレスの揉み合い状態であることを示唆しています。

2つの通貨の力は均衡状態であることが分かります。

通貨強弱トレードで注意する点

通貨の強弱を見ればチャート上ではまだ見えない値動きを見つけられるというメリットがあります。

通貨強弱ツールでは簡単には勝てない主な理由

強い通貨の影響を受けやすい

もし、ドルといった強い通貨とマイナー通貨(弱い通貨)の組み合わせだと、どうしてもドルの影響力が勝るのでドルに引っ張られがちになります。

ユーロ/ドルのようなある程度力が均衡している通貨ペアならまだ強弱ツールの出す波形は信頼できますが、力の差が大きすぎる通貨ペアの場合、強い通貨の方向に動きやすくなるため、通貨強弱ツールの信頼性は低くなります。

通貨の攻勢は入れ替わりやすい

また、いつもドルが強いわけではなく、いつまでも円が弱いわけでもなく…。

ローソク足でトレンドを見ていてもトレンドは直線的なものではなく、ジグザグを繰り返しながら上昇または下降していきますよね。

通貨の強弱も同様にいつもどちらかが強いという訳ではなく、シーソーのような状態を繰り返しています。

つまり、今見ている強弱が1時間後も同じとは限らないのです。

このように通貨強弱ツールだけを見てトレードしようとするとツールの通りにトレードしたのに勝てない、ということが起こりますので要注意です。

通貨の強弱をチェックしてトレードの精度を上げる

通貨の強弱ツールについて解説しました。
ツールは基本的に無料ですし、チャートだけでは見えない通貨の買われ具合や勢いを知れます。

その後の値動き予測にも有効な手法になので、上手に使ってトレードの精度を上げましょう。

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