まりえ
XMをはじめFX業者はロット数、ポジション量に制限を設けています。
普通にトレードする分にはあまり気にする問題ではないでしょうが、知っておくとトレード戦略が変わったときなどに役立つでしょう。
最大ロット数…1回に注文可能な取引枚数
最大ポジション数…同時に保有可能なポジション量
「最大ロット数」と「最大ポジション数」は意味合いが異なるので、上をしっかり頭に入れておきましょう。
最大ロット数は?
スタンダード&Zero口座は50ロット、マイクロ口座は100ロット。
スタンダード&Zero口座
マイクロ口座
1000通貨×100lot=10万通貨で、1ドル=100円だと1000万円が最大取引額に。
稼ぎやすさと損失は裏表
まりえ
10pipsでは50万円、20pipsで100万円です。
ロット数を上げるとちょっとした値動きで効率的に利益を上げていくことができることが分かりますね。
ただし、その反面ちょっとした値動きで多額の損失が出ることも留意しましょう。
XMの最大ポジション数は?
3つ全ての口座タイプ共通で最大200です。
- 最大ロット数:50lot
- 最大ポジション数:200ポジション
1000億円というと個人投資家の範疇を超えていますよね。
こんな高額でトレードしている人はほぼいないでしょうが、XMではこれくらいのレベルまで用意があるということです。
最大ポジション数を超えるとどうなるの?
ポジション上限は予約注文も含まれます。
なので未約定の注文が多いときには保有ポジションが少なくても最大ポジション数を超えるケースも。
最大ポジション数を超えてしまった場合、XMのサポートからメールが来て48時間以内に削除するよう指示が来ます。
メールが来たら早めに予約注文を含めてポジション量を確認し、注文を削除するようにしてください。
トラリピEAを稼働させているなら要注意
先にXMのポジション上限は約定していない注文も含まれると解説しましたよね。
裁量トレードを中心ならポジション上限に関してはあまり意識しなくても問題なくトレードできるでしょう。
しかし、EAを稼働させてシステムトレードを行う場合はポジション上限にひっかからないように気を付けなければなりません。
特に気を付けたいのはトラップ系EAを稼働させるケースです。
まりえ
これによってXMのポジション上限に引っかかってしまうことがあります。
とはいえ、トラップを多めに仕掛けてチャンスをものにしたいですよね。
その場合は、複数業者で口座を分け、それぞれでトラリピを行って対応しましょう。
レバレッジ制限にも気をつけて
XMでは有効証拠金残高によりレバレッジ制限がかかるので、この点にもご注意を。
ロット数、ポジション量が増えてくると知らないうちに有効証拠金残高も増えてきます。
ハイレバで回転させていたのにレバレッジ制限がかかると保有ポジションも危険な状態に。
なので、こまめに出金するようにしましょう。
XMのレバレッジ制限のルール
アカウント内のすべての口座の有効証拠金残高の合計が200万円を超えるとレバレッジ制限がかかります。
複数口座あり、ロット数、ポジション数が多い場合はあっという間に有効証拠金残高が上限を超えることがありますので気を付けてください。
XMの最小ロット数は?
スタンダード&Zero口座は1ロット10万通貨=0.01ロットで1000通貨。
マイクロ口だと1ロット1000通貨なので0.01ロットは10通貨になりますね。
マイクロなら1ドル=100円のときは1000円から取引できます。
MT4でロット数の変更するにはどうする?
ロット数変更にはMT4でトレードごとにロットを設定して注文をするか、あらかじめ希望の設定しておきます。
注文ごとに変更する方法
注文画面で注文ごとにロットを指定する方法です。
- MT4の新規注文ボタン→注文ウィンドウを表示。
- 数量のプルダウンで希望のロット数を選ぶor入力。
- 注文
取引のデフォルト値を変更する方法
デフォルトでロット数を設定しておくと、注文ごとにいちいち設定する必要がなくなりますし、注文ミスを減らせます。
いつも同じ数量の注文なら、ぜひ設定しましょう。
- 「ツール」タブの「オプション」を選ぶ
- オプションウィンドウ→「取引」タブ
- 「数量のデフォルト」欄の「デフォルトを指定」のラジオボタンを押す
- 指定したい数量を打ち込み、OKボタンで完了です。
ロット数の上限に気を付けよう
ポジション量については裁量トレードではあまり気にすることはないでしょうが、トラリピEAを稼働させるケースでは上限にひっかかる可能性が出てきます。
その辺は十分気をつけてくださいね!