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ボブ・ボルマン氏はプライスアクションを活用したスキャルで有名な独立系トレーダー。70ティックチャートとプライスアクションを駆使した手法の書籍を出版しており、プライスアクションの先駆者とも言われています。
ボブ・ボルマン氏の書籍
FXスキャルピング
FX 5分足スキャルピング──プライスアクションの基本と原則
以上の2冊が発売されています。どちらも大量のチャートを掲載し、事細かくスキャルピングテクニックを解説してます◎。
書籍のレビューにもよくある通り、初心者にはかなり難しい内容
- 翻訳本という読みにくさ
- 独特のキーワードが多数登場
相場経験のない人にはやや難しいでしょう。とはいえ、手法はかなり詳細に紹介されています。
じっくり少しずつ理解するつもりで読み進めれば、トレードの基礎体力を上げる一冊となりそうです👀✨
ボブ・ボルマン氏の資産は非公表!?
ボブ・ボルマン氏の気になる資産ですが、英語サイトをあたってみても見つけられませんでした。公表されていることと言えば、
- 1961年生まれ
- 独自資産のみをトレードする独立トレーダー
ということです。
最初の書籍「FXスキャルピング」が刊行されたのが2011年。それ以降、国内外問わず人気の高いトレーダーとして活躍しています。
70ティックチャートってなあに?
「FXスキャルピング」でボブ・ボルマン氏がトレードに利用しているのは70ティックチャートです。
- ティックが70回分でローソク足1本
- 1メモリ1pips ・テクニカル指標は20EMA(指数平滑移動平均線)
普通、ティックチャートは1ティック(FX業者が提示するレート)ごとにチャートが描かれていきますが、70ティックチャートはそれが70回分でローソク足1本を描画。
そして通常ティックチャートは0.1pips単位なのに対し、70ティックチャートは1pips単位です。単位が大きいので、通常のものよりもおおまかな値動きを知れます。
- 70ティックのローソク足1本で60秒以上かかった場合、相場はかなり変化に乏しい
- 70ティックのローソク足1本で30秒以上かかった場合、スキャルピングしやすい地合い
- 70ティックのローソク足1本で20秒以上かかった場合、だいぶスキャルピングがイージー
70ティックチャートのデメリットは、FX業者が限定されること
70ティックチャートには大きな問題点がFX業者が限られていることです。
1. ボブ・ボルマン氏が利用している70ティックチャート「ProRealTime」(有料)
英語表記で日本語対応はありません。
月額45.19ドルで使えます。
2. IG証券(有料)
日本語版の「IT-Finance」のチャート(ProRealTimeと同じもの)を使える。
3. 70ティックチャートの取り扱いがある国内FX業者の独自チャート
- マネックス証券(無料)
- インヴァスト証券(無料)
- マネーパートナーズ証券(無料)
- セントラル短資(有料)
4. 70ティックチャートをMT4で利用できるFX業者
5、その他
MT4に70ティックチャートインジケーターをインストールして表示させる方法があります。でも無料のものは使い勝手があまりよくありません(><)
上もハードルが高いですが、それ以前にボブ・ボルマンの70ティックチャートは、初級者トレーダーには難しすぎます…。
そこでオススメなのが、もう1冊の書籍「FX5分足スキャルピング」の手法なんです。
ボブ・ボルマンの5分足手法
書籍タイトルには”5分足スキャルピング”とありますが、実際はデイトレです。
20pipsの利益、10pipsの損切で1日1~2回狙っていきます。スキャルではありませんよね。
5分足スキャルピングでは色々な用語が飛び出してきます。初めは用語を覚えるだけでも大変そうですね。代表的なものを紹介するので、良さそうな手法があったら活用してみてください。
パターンブレイク
パターンブレイクは、ビルトアップ発生からトレンドラインをブレイクするとダブルの圧力が起こりやすくなるというもの。
ボルマン手法の「ダブルの圧力」とは買い勢力の新規買い注文と売り勢力の決済・損切注文による買いが起こっている状態のことを言います(売りでは反対のことが起こる)。

トレンドライン付近で小さな値動きになる「ビルトアップ」が起こると、ラインをブレイクしたときにダブルの圧力が生じやすくなるというパターン。
ビルトアップ時はブレイクの勢いが強くなることを予測して、エントリーを待ちましょう。ビルトアップが長引いたら、売買の攻防をする市場参加者が増えているということ。なので、ダブルの圧力は大きくなりやすいです。
失敗ブレイクからのトレード
”失敗ブレイク”、つまりティーズブレイクが生じると、反対向きにダブルの圧力の可能性がある、というもの。

トレンドラインを下方ブレイクしたものの押し戻されてラインに戻ってますよね。
これがティーズブレイクです。
ここでブレイクすると考えていた売り勢力は、損切の買い戻しを行います。
同じタイミングで買い勢力が買いを仕掛ければダブルの圧力になりますよね。
ティーズブレイクの際は、売り勢力がそこまで大きな仕掛けを行っていないケースもあるので、そのときはダブルの圧力にはなりにくいです。その意味では、パターンブレイクよりは勝率が低くなります。
使えるボルマン手法を少しずつ増やしていこう!
”ダブルの圧力”は知っておくだけで大きなトレンドの予兆を察知できます。失敗したトレーダーが諦めたタイミングでこちら側が仕掛けられるので、勝率も利幅もUP!
また、このようなトレード感を持っていれば自身が失敗した場合にすぐ撤退の判断をし、損切を躊躇うことなく行えます。
ボルマン手法は、決してイージーではありません。でも知っておいて損はないので、レベルアップを図りたいなら一度学んでみてはいかが?

