ネットを中心に2024年に預金封鎖があり、財産が没収されるのではという噂が広がっています。
そして、「その対策として500円硬貨で資産を貯めておけば資産を守れるのでは?」という噂もちらほらみかけます。
まりえ
…結論から言えば500円硬貨で対策するのは無意味です。
目次
500円硬貨を貯めても無意味
2024年の新札発行と同時に預金封鎖がされるのでは?
戦後に行われた預金封鎖では旧札が使えなくなり、封鎖の対象となったけど硬貨は対象外だったから500円硬貨で貯めておけば資産をも守れるのでは?
というものです。
主に質問掲示板などで時々この話題が上っています。
結論を言うと、
- ハイパーインフレになった場合、500円はほぼ価値がなくなる
- 発行延期になっている新500円硬貨が新札と同時に発行され預金封鎖されたら、紙幣と同じく旧硬貨は使えなくなる可能性が浮上する
つまり、500円を貯めていても無意味です。
まりえ
と言いたいところ…ですが、ここで終わるのも何なので預金封鎖がホントに起こるのかも含めて、もう少し考えてみたいと思います。
預金封鎖ってなぜするの?
そもそも預金封鎖は、ハイパーインフレの対策として封鎖が行われます。
政府がハイパーインフレになるほど財政破綻寸前になり、インフレを抑え込む方法として実施されます。
日本では戦後の1946に物資や物資を作る生産者が足りていない状況で需要が旺盛になり、月50%も物価が高騰する局面だっため、物価を抑え込むために預金封鎖を行いました。
- 戦争が終わる
- 空爆で破壊された建物・インフラを作り直したい
- 国内で生活物資を購入する人が増える
- 戦争で物資がない、戦争によりモノをつくる人も減った
- モノが足りず、物価が急上昇
- 月50%も物価が高騰するハイパーインフレ
預金封鎖
これが1946年の日本の状態です。
現在、日本はデフレの状態が続いている
今後、コロナインフレなどが噂されていますが、ハイパーインフレにまでなるかどうかは疑問。
この状況下でいきなりハイパーインフレになり預金封鎖になる可能性は考えられませんが、仮にハイパーインフレになった場合の500円硬貨について考えてみましょう。
500円は、鉄クズにしかならない
ハイパーインフレの状況では、500円硬貨を含む小銭は価値がほぼない鉄クズ同然の代物に。
紙幣ですら紙屑のようになってしまうほど価値を大きく失ってしまうのですから、小銭はかさばるだけで大した価値にならなくなってしまいます。
そもそも、現代の仕組みから預金封鎖自体が難しいのでは?という疑問
そもそも現代の経済・金融の仕組みや情勢からして預金封鎖は難しいのではないか?という疑問もあります。
まず、変動相場制
前回日本で預金封鎖が行われたときは日本は金本位制を敷いていました。
現在の日本は変動相場制です。
日本を含む先進国は変動相場制が標準であり、かつ、自由な資本取引、自由貿易がスタンダードです。
自由な取引の結果、実需規模のおよそ100倍の外為投資が行われてますね。
先物は実物に比べて換金性が高いからです。
固定相場制の場合、物価上昇し、通貨介入ができなくなり為替レートを切り下げるという風になりますが、変動相場制は物価上昇はスキップして為替レート切り下げとなります。
また自由貿易がされているので、モノは輸入により不足しづらい環境です。
通貨安になって輸入品が高くなる程度ですのでハイパーインフレまではなりません。
まりえ
「預金封鎖を実施して国民からお金を奪ったら次の選挙は?」
と考えると、わたしが総理大臣だったら預金封鎖により「財産税」を徴収するよりも、普通に増税を選択すると思います。
ただ、コロナインフレが起こる可能性も考えられなくはない
ただ、預金封鎖を考えてしまう不安な出来事が起こっています。
コロナによる財政支出と経済停滞、オリンピック延期による収入減です。
世界の他の国も同じといえば同じですが、コロナで経済を強制的に止めたりしているため、税収減、そして補償金の支出があります。
この状態がいつまで続くか分かりません。
もし、この状態が長く続き、日本が財政破綻寸前に陥ったら、ハイパーインフレ→預金封鎖というシナリオが浮かびあがります。
こういったことが預金封鎖の噂を広めているのでしょう。
預金封鎖対策にゴールド(金)や銀は効果があるか?
万が一、預金封鎖になった場合は金貨・銀貨などのゴールドの現物を持っていたら資産を守ることはできるのでしょうか。
ゴールド現物の保有は効果があります◎
ハイパーインフレで日本円が紙屑になったとしても、金や銀の価値は変わりません。
まりえ
日本の地金販売店などで金を購入する際も個人情報の提出が必須となっています。
主なゴールドの種類
- インゴット
- オーストリア政府発行のウィーン金貨ハーモニー
- カナダ中央政府発行のメープルリーフ金貨
- オーストラリア政府発行のカンガルー金貨
などがあります。
まりえ
歴史的にも預金封鎖が起こるとゴールドの価格が上昇する傾向がありますので、金の現物はリスク回避として効果があると考えられます。
ゴールドは世界的な地政学リスクでも上昇するヘッジ資産ですのでリスク回避資産として保有しておいても良いでしょう。
仮想通貨(ビットコインなど)でリスク回避するという方法も
ゴールドなどの現物のほかに、仮想通貨でリスク回避するという方法もあります。
実際、2013年キプロスで預金封鎖されたときは既に仮想通貨が存在していたので、一気にビットコインに資金が流れ、価格が急上昇しました。
現在も仮想通貨は高騰しており、将来的に価格は10倍になるとも言われています。
ただ仮想通貨は乱高下が激しすぎるので、生活資金までは入れずに十分注意して保有しましょう。
将来大きな資産になっているかも…!
500円玉よりも他の資産に分散がオススメ◎
預金封鎖がホントに起こるかどうかは定かではないけれど、資産を分散しておくことは大切です。
もし預金封鎖が起こるとすれば、国内の資産が危険にさらされますので、金の現物や仮想通貨にも一部投資をしておくのも対策の一つ。
また、海外FXを活用して資産を海外に置いておくことも1つの対策となります。
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