2020年11月の大統領選の行方と為替への影響

2020年11月の大統領選の行方と為替への影響

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米大統領選がある年は為替の変動が大きい傾向があります。

まりえ

2020年の米大統領選は11月3日。
FX相場も大荒れになる可能性も。

また、トランプ大統領の再選、敗北によってドル/円の値動きも変わってきますので大統領選の行方はFXトレーダーも注目しておきたいイベントです。

ここでは大統領選の行方と為替の相場への影響を解説したいと思います。

大統領選候補|トランプ大統領VSバイデン氏

ジョー・バイデン氏

ジョー・バイデン

画像引用:Wikipedia

3月3日のスーパーチューズデーにより、民主党の最終候補はジョー・バイデン氏(77)。

前職は弁護士の民主党中道派を代表し、オバマ政権時代に副大統領を務めました。
政策に所得格差是正、相続税控除縮小、教育無償化、ヘルスケア改革を掲げています。

トランプ大統領

ドナルド・トランプ

画像引用:Wikipedia

現職のトランプ大統領は不動産事業で大きな成功を成し遂げた実業家です。

ポピュリスト、ナショナリスト、保護主義者と表現されており、米国初の軍や政府の役職に就いたことのない大統領となりました。

トランプ氏は米国内のみならず世界中からも賛否両論あり、発言が度々世界の株価、為替にインパクトを与えてきました。

また昨年、令和初の国賓として妻のメラニアさん、娘のイヴァンカさんと共に来日したことは記憶に新しいですね。

トランプ大統領は現在74歳。

米国最高齢の大統領となりましたが、バイデン氏はトランプ大統領よりも4歳年上ですのでバイデン氏が当選すれば大統領として最高齢を更新します。

大統領選までの日程

米大統領選の日程
  • 7月13日~16日 米民主党全国大会
  • 8月24日~27日 米共和党全国大会
  • 9月~10月中旬 米大統領選・候補者討論会
  • 11月3日 米大統領選投票日

民主党の候補者もバイデン氏に決まり、選挙戦も終盤の一騎打ちとなっています。
今回の米大統領選の投票日は11月3日です。

統計的にトランプ大統領の再選の可能性が高い

1992年のクリントン大統領から3人とも再選しています。
したがって、民主党と共和党は8年ごとに政権交代しているということになりますね。

歴代の大統領その1

歴代の大統領その2

一般的に任期中の雇用環境や経済状況が良好であれば再選・続投する可能性が高いとされ、トランプ大統領は就任以来株価も好調ですので、再選する可能性が高いでしょう。

現在トランプ大統領の再選に立ち塞がるのは「黒人差別問題」

アメリカの白人警官が黒人容疑者を拘束した際にこの容疑者の首を過剰に制圧したことで容疑者が死亡したことが問題視され、抗議デモへと発展。

このことは黒人差別だとされ世界中で大々的に報道されました。

事実、デモは全米に拡大していますが、世界的にここまで大々的に報道されるのは中国共産党によるアメリカ弱体化策とも言われています。

中国共産党はチベット・ウイグル人、香港人へ人権弾圧を行い、国内でアフリカ人差別も行われています。

その一方で米国での黒人差別を問題視しているというダブルスタンダードをとり、自国での差別は伏せ、米国での出来事を差別として世界中に発信しています。

このような中国の政策に世界中のメディアが踊らされている感は否めませんが、これが多少なりともトランプ大統領にとってダメージとなることは必須です。

トランプ大統領の再選は中国との交渉をうまく乗り切り、黒人差別問題を収束させることが1つのポイントとなりそうです。

米大統領選によるドル/円相場への影響

米大統領選があった年はドル/円のボラティリティが高まる傾向があります。

これまでの傾向としては、新政権の新大統領の場合、ドル/円相場が荒れる傾向にあり、再選の場合は落ち着いた値動きを見せます。

歴代の大統領と年間レンジと年間値幅その1

歴代の大統領と年間レンジと年間値幅その2

ドル/円の年間レンジは通常10円程度ですので、大統領選のインパクトがいかに大きいのか分かります。

また、再選の際はおおむね10~13円程度のレンジで推移していますので、トランプ大統領再選の場合は13円程度のレンジ、敗北なら20円以上は値動きがあると考えておけば良いでしょう。

2016年前後のチャート

2016年前後のドル円日足チャート

上のチャートは前回の大統領選のあった2016年前後のチャートです。

まりえ

2015、2017年に比べて2016年のボラティリティが高いことが分かりますね。

今回もこれくらいのインパクトは覚悟しておいた方が良いでしょう。

トランプ大統領再選なら円安、敗北なら円高の可能性が高い

大統領選直後の値動きですが、トランプ大統領再選なら円安方向に動き、その後も穏やかな値動きが続く可能性が高いです。

一方、トランプ大統領が敗北し民主党政権に交代した場合は円高リスクが高く、荒い値動きをする可能性があります。

とはいえ、一般的にリベラル派の大統領が就任すると大きく円高に動く傾向にありますが、今回の対立候補のバイデン氏は中道派となりますのでそこまで円高リスクはないと言えるでしょう。

注意点は、トランプ大統領が賛否ある人物であるということから11月3日の大統領選当日の相場が大荒れになる可能性があります。

今回の選挙も米国を真っ二つに二分するほどの白熱した展開となることも

米ドル絡みの通貨ペアのみならず、トランプ大統領が口撃している国の通貨も気を付けたいところです。

前回の2016年の大統領選では、メキシコ国境の移民対策についてトランプ氏がかなり厳しい対策をする旨やメキシコに対しての制裁などについて発言していましたので、トランプ氏勝利が決まるとメキシコペソは大きく急落しました。

トランプ大統領は現在は中国に向けて激しく抗議していますが、今度はいつ、どの国が標的になるか分かりません。

特にトルコ、メキシコ、南アフリカなどFXの高金利通貨ペアの国に対して発言をする恐れが出た場合は、ポジション管理には十分注意してください。

2020年大統領選のドル/円予想

結論から言えば、上の項で述べた通り、トランプ氏再選なら円安、敗北なら円高が有力です。

2020年大統領選後のドル円予想チャート

11月の大統領選までは、トランプ大統領優勢となれば円安、劣勢となれば円高となるジグザグを繰り返す可能性があります。

実際には大統領選のほかに、米中通商協議、FOMC、新型コロナウィルスなどの材料がありますので、選挙のニュースが素直に反映されない可能性もあります。

ですが、これまでの大統領選の年の値動きのパターンとして、大統領再選の可能性が高ければ円安、政権交代なら円高に動くのが通常です。

今回は両陣営の接戦が予想されますので、10月末まではジグザグを繰り返すものと思われます。

選挙後の値動きは、トランプ氏勝利なら円安、敗北なら円高となるシナリオ

今のところトランプ氏再選が有力視されていますので、再選すれば大きなサプライズはなく、円安方向に向かうものと思われます。

とはいえ、バイデン氏が勝利した場合も一旦は円高方向に動いたとしても横ばい程度の推移にとどまるでしょう。

また、どちらが当選しても大統領選終了後は円安に動く傾向があることも念頭に入れておいてください。

大統領選まではニュースで動きをよくチェックしておく

大統領選の行方と為替の値動きについて解説しました。
大統領選の年はドル/円のボラティリティが高まります。

また、選挙の動向によっては大きく為替が動くこともありますので注意が必要です。

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