FXの期待値とは?計算方法と賢い活用の仕方を解説

FXの期待値

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「今のトレードを続けていけば本当に利益を出すことができるのだろうか?」
・・・このような疑問を持ったことってありますよね。

そんなときに重要になるのが、自身のトレードの期待値を把握しておくことです。

まりえ

その期待値を知っておくことで、手法やルールを俯瞰でき勝率の良いトレードに近づけます。

FXの期待値ってなあに?

これは「1トレードあたりで稼げる金額の平均値」のことをいいます。

期待値が0以上なら稼げる見込みの高い手法だということ。
一方、期待値が0を割っているなら損失が拡大していく可能性が高いので、手法を見直す必要があるでしょう。

期待値の例

例えば、100回トレードをして100万円の利益を得たとします。
このときの期待値はというと、100万円÷100回で1万円となります。

毎回1万円の利益を得られる訳ではなく、2万円稼ぐ日もあればマイナスで終わる日もあるでしょう。
100回のトレードを平均すると1回あたり1万円の利益になるということです。

逆に100回トレードしてマイナス100万円の損失を出したら、-100万円÷100回でマイナス1万円となります。

このように、期待値はFXで利益が得られるかどうかの基準となるので、勝っているトレーダーは必ずといっていいほど利用しています。

期待値の計算方法は?

期待値の計算式を徹底解説

例2は期待値がマイナスになっています。
一見勝っているように見えても、計算してみるとトータルでは負けトレードであることが分かりますね。

期待値を利用したトレードプランの立て方

期待値の計算方法が分かったところで、それを用いたトレードプランの立て方をご紹介していきましょう。

トレードプランを立てるステップ
  1. 目標設定
  2. 期待値の計算
  3. 期待値からトレード計画を立てる

①目標設定

まずはいつまでにいくら稼ぎたいのか、決めましょう。
元手資金はいくらで、いつまでにどれくらいの利益を手に入れたいのかを具体的にします。

このとき高すぎる目標は立てずに、なるべく堅実なところを狙うのがオススメです。

ネット上には少額をFXで大金にしたという夢のような話がたくさんありますが、それは一度脇へ置いておき現実的なところにしましょう。

ここでは「10万円の元手で月5万円を稼ぐ」ことを目標にしたいと思います。

②期待値の計算

電卓とチャート

もし、まだトレード未経験の初心者ならデモの結果をもとに計算してもかまいません。

例えば勝率60%で利確を10pips、損切を5pipsでトレードしているとします。

すると、勝率60%×10pips-40%×5pips=6-2=4pips
期待値が4だったので、このルールを守っていけば利益が出そうですね。

③期待値からトレード計画を立てる

②で出た期待値をもとにトレード計画を立てます。

まず前提として目標は月5万円、1ヶ月にトレードできるのは20営業日です。

50,000円÷20日=2,500円

1日2,500円稼げば目標達成です。

10万円、1万通貨、実効レバレッジ11.3倍(1ドル=113円のとき)

期待値が4pipsなので、1回のトレードで400円の利益が見込めます。

2,500円÷400円=6.25回

なので、1日7回スキャルを繰り返せば目標達成です。
これなら日中働いている人でも夜の時間でいけそうですよね。

期待値は変動するので注意

期待値はいつも同じではありません。
というのも相場は季節によっても変わってくるし、ある出来事がきっかけとなって動き方が大きく変わることもあります。

環境が変わり続けているので、全く同じようにトレードしていても結果が変わってくるのです。
結果が変われば、もちろん期待値も変動しますよね。

なので1度算出した結果をずっと使うのではなく、定期的に計算し直してトレードを吟味していきましょう。

期待値を把握は欠かせない

自分の行っているトレードが稼げるものなのかそうでないのか、きちんと知っておくのは大切です。

期待値が低ければトレードを見直して改善すべきだし、高ければ目標設定をもとに自信を持ってトレードに臨めます。
どんどん活用しましょう。

その他、新しい手法を取り入れたとき、今後もその手法を続けていっても良いのかどうかの判断も客観視できます。

期待値を計算して勝ち続ける仕組みを作っていこう

まりえ

自身の手法を数値で判断できるようになるので、勝ち続けるためにはしっかり活用したいですね。

計算方法は難しくないので、ぜひ取り入れてみてください。

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