世界のFX人口を国別に調べてみました。

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今では日本でも一般的なFX。
その誕生は1990年代半ばのアメリカです。

その後、1998年にひまわり証券が日本で初めてFXを導入しました。

驚くことに日本ではFXが登場してからまだ20年足らずしか経っていないのです。

まりえ

日本では円キャリートレードが盛んだった2006年ごろに大ブームが起こり、FX業者の数も増加しました。

まだ歴史的には新しいFX。

ですが今ではネットを見ればFXのサイトで溢れており、書店に行っても投資コーナーはFX関連の本がかなりの面積を占領しています。

そんななか主婦や学生からも有名トレーダーが登場していますよね。

ところで、実際に世界的にはどれくらいの人口が為替取引を行っているのでしょうか。

世界のFX人口

地球儀2017年の資料によると、外国為替市場は1970年ごろから活発になり、現在では世界最大の金融市場になっています。

国際決済銀行の数字によれば1日の平均取引量は1995年の1.2兆から2016年には5.1兆にまで増加しています。

為替取引を行っている人口は世界中で960万人に上っているとのことで、その多くをアジアの人々が占めています。

世界の地域別外国為替取引を行っている人口ヨーロッパの中では英国が圧倒的に人口が多く、それに欧州の主要国が続いていきます。

理由は特に英国でFXが流行っているわけではなく、欧州ではレバレッジ取引に規制をかけている国もあるためのよう(ロンドン市場が世界一取引量が多いことは下で説明しますね!)。

例えば、フランスとオランダではレバレッジ商品の宣伝は許可されておらず、ベルギーではレバレッジを完全に禁止しています。

欧州内では各国の規制により、FX人口に大きな開きがあるんですね。

日本のFX人口

日本のFX口座はおよそ700~800万口座、そのうち実際にトレードしているのは70万人くらいはいるだろうと言われています。

広いアジアの中で日本だけでも20%のFX人口を閉めているのですからこれは多い方ではないかと思います。

まりえ

ミセスワタナベで知られるように、日本の個人投資家は皆同じような動きをしますので、70万人が同じように買いを入れるような動きがあればそれは驚異的ですよね。

今後は中国のFX人口の推移に注目

中国今後注目されるのは中国のFX人口の動きです。
中国でのFX口座は150万口座、そのうち活発にトレードしているのは20万人程度だといわれています。

というのも、中国では外国為替証拠金取引は法律で禁止されています。
ですが、今のところ規制は緩めで、外資系ブローカーが参入しているのが現状です。

中国の規制は強化されている傾向にあるものの、海外FX業者は中国の中流層をターゲットとして法律の穴をすり抜けて積極的に入り込んでいます。

今後、中国でFX投資の規制が緩和されたり、海外FX業者が入り込む隙が生まれれば、かつての日本のミセスワタナベのような巨大な個人投資家の動きになると予想されています。

世界の為替市場規模

世界の為替市場次に世界の為替の市場規模を見てみましょう。

国別1日あたりの外国為替取引額

国別1日あたりの外国為替取引額※グローバル市場における1日平均
※2019年のデータ

世界の基軸通貨は米ドルで世界の流通量のおよそ88%を占めます。
しかし、外国為替の取引額が一番多いのはイギリスです。

表を見ると英国での取引高が米国の2倍以上の取引額で圧倒しています。
ロンドンは昔から世界の金融市場をリードしてきた国です。

現在では株式市場は米国がトップシェアを誇っていますが、かつての金融大国である英国にはヘッジファンドが多くいるのです。

また、金やプラチナのような貴金属の現物取引の中心地となっていたり、中東のオイルマネーが入ってくるため、為替の動きも活発となります。

このように昔からの名残や、現物取引の中心であるため為替取引ではロンドンが世界をリードしています。

したがってロンドン市場の時間帯は為替が活況します。

FXで勝っている人の割合は10%

FXで勝っている女性これはフランス政府がFX業者からFXとCFDの取引データを回収して出した4年分の結果です。

フランスのFXとCFD取引で利益を出した人と損失を出した人の人数と利益額と損失額の合計このデータから利益を出した人と損失を出した人を割合で示してみます。

利益を出した人:10.6%
損失を出した人:89.4%

まりえ

この数字を見てどのように思いますか?
わたしは利益を出している人の割合が「低いな」という印象でした。

このデータを見るまでは「パレートの法則」つまり、2割くらいは勝っているだろうと思っていたからです。

しかし実際に出てきたデータはたったの1割
かなりFX取引が個人投資家にとって厳しいのかが分かります。

これはあくまでもフランスのデータですが、日本の個人投資家にも当てはまると思います。

個人投資家の利益と損失
  • 1年目:10万円の利益
  • 2年目:10万円の利益
  • 3年目:10万円の利益
  • 4年目:10万円の利益
  • 5年目:100万円の損失

というコツコツドカンという負けパターンを持っています。
勝率が良くても損失額が大きく、トータルで見れば負けなんですね。

勝率はトレンドの状況にもよりますが、特にロングで取引するのが好きな日本の個人投資家はセリングクライマックスのような相場で一気にやられてしまうのです(@_@)

今後のFX環境から目が離せない

日本はこれから人口減が続きますが、世界では新興国の台頭などでFX市場の環境も目まぐるしく変化するのではないでしょうか。

トレード環境は変わっていっても、あなたのトレードスタイルが確固たるものであれば稼げるのがFX。

まりえ

なるべくチャートに頻繁に触れ、世界の為替ニュースにもアンテナを張っていくことが長く投資で勝ち続けているコツだと思います(^_^)

世界的にもトレーダーが増えれば為替市場も活況するはずですので今後の動向にも個人個人が注目しておきましょう。

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3 COMMENTS

よよじ

はじめまして。有益なブログをありがとうございます。

「FXで勝っている人の割合は10%」の項目でフランス政府のデータを引用されておられましたが、引用元URLが分かれば教えていただけないでしょうか。

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まりえ

よよじさん、コメントありがとうございます。

Finance Magnates
https://www.financemagnates.com/
の記事だったと記憶しておりますが、昔の記事ですので削除されてしまったかと思います。

お役に立てず申し訳ございません。

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