FXのファンダメンタルズ分析のやり方は?【初心者向け】

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FXで値動きの分析する2つのやり方
  1. ファンダメンタルズ分析
  2. テクニカル分析

テクニカルは、いわゆるチャート分析のこと。

まりえ

ローソク足やさまざまなインジケーターを使って過去の値動きをもとに未来の値動きを予測します。

対してファンダメンタルズは、金利や景気動向から経済の様子を探り、将来の経済の状況や価格のゆくえを探っていきます。

為替の値動きの背景を探り根拠をもって中長期的な値動きを把握することができるので、是非取り入れたいところ。

ですが、一体何から学んでいったらいいのでしょうか?

まりえ

ここでは初心者がファンダメンタルズ分析を学ぶ方法について解説します。

ファンダメンタルズ分析をしている男性

中長期的な値動きのシナリオ把握に便利なファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズがテクニカルよりも優れている点は、中長期的な景気の波を察知できるところ。

テクニカル分析では景気の陰りや好景気の終わりを捉えることはできません。

テクニカルは価格の転換点を見極められ、ファンダメンタルズなら景気の上昇や低迷の要因、今後の動向を大局的に捉えられます。

可能なら両方の分析をバランスよく行うのが理想的です。

ファンダメンタルズの情報収集の方法

ファンダメンタルズ分析の主な材料
  • テレビ
  • 新聞
  • インターネット

これらのニュースや記事、レポートなどで収集することができます。

テレビは日経の経済番組を見ると良いですし、新聞も日経新聞を購読すると良いでしょう。

特にインターネットでの情報収集がオススメ

分からないことを検索したりニュースサイトも悪くないですが、為替や経済に関するレポートをチェックすると良いでしょう。

まりえ

FX関連のレポートは、国内FX会社が会員向けに有名アナリストのレポートを豊富に配信しているので、海外FXをメインにしていても情報収集用に国内FXの口座を開いても良いくらいです。

また、「経済レポート情報」というサイトも1度チェックしてみて。
豊富な経済レポートが読めますよ。

このサイトは、各社のレポートを読むことができるので大変便利です。

初心者がファンダメンタルズ分析をスタートするなら政策金利からが◎

金融政策は国の経済を安定させるためにその国の中央銀行が実施する金融面での政策です。
日本では長く低金利政策を続けていますよね。

また、FXをやっていればスワップ金利は知っているでしょう。

政策金利は為替の中期的な値動きに影響するので、あなたが投資した所の政策金利発表はチェックしておいた方が良いです。

基本的に政策金利が引き上げられれば価格の上昇要因となり、金利の引き下げは価格の下降要因となります。

各国の政策金利の一覧表上に、各国の政策金利の表を作ってみました。

日本のように全然政策金利が変わらないのは珍しく、経済の状態によって変わることが普通です。

もちろん、その国の中央銀行の考え方によりますが、経済の状況によって大きく舵取りをすることも珍しくありません。

オーストラリア(ピンクの線)

コアラここば、ほんの10年くらい前までは高金利通貨としてスワップ派と呼ばれるスワップ投資をメインとしているトレーダーから非常に人気がありました。

しかし、現在では米国よりも政策金利は低く、スワップの旨みはありません。

豪州の政策金利はインフレターゲット制を導入しており、インフレ率は目標の2~3%よりも低い1.3%の水準です。

インフレ率が目標値よりも上回ることがあればインフレ抑制のために利上げはあり得ます。
当面は利下げはあったとしても利上げの見込みは低いのが現状です。

トルコ(水色の線)

トルコ2018年にトルコの政策金利が急激に上昇していますよね。

2018年といえば8月にトルコリラショックがおき大暴落したのを覚えているでしょうか?

トルコ中銀はこれ以上のリラ安に歯止めをかけるため政策金利を24%にまで引き上げました。

しかし、金利を上げること、つまり金融引き締めは国内の経済を落ち込ませてしまう要因となり、利上げには限界があります。

トルコ中銀は2018年から2019年にかけて、リラ安を食い止めることと国内経済をこれ以上落ち込ませないという2つに挟まれた状態で政策金利の舵取りに悩まされたことになります。

政策金利のまとめ

このように、その国の経済の状況によって政策金利は変わり、それによって為替レートも変動するのです。

まずはdトレードしている国の政策金利の発表を意識してみて。

資源価格との関連性を知っておく

通貨の値動きは資源や商品の価格と密接に関わっています。

まりえ

例えば、オーストラリアは資源国なので豪ドルが原油価格や鉄鉱石価格と連動しやすいなどです。

その他に、金価格も重要です。
有事の金」と言われる通り、世界情勢の雲行きが怪しくなると価格が上がります。

世界情勢や経済が不安定になると、リスク資産に投資されていたお金が安全な現物の金へと逃げるからです。

ドル円月足チャートと金価格

このことから、金はドル円と反対の動き、つまり、逆相関の関係にあります。

一概には言えませんが、米ドルが下降すると金価格が上昇し、米ドルが上昇すると金価格が下降する傾向があります。

このような相関、逆相関関係を知っておくと、世界でなにか事件や自然災害などが起こった時に商品価格や為替がどのような値動きをしていくのかをある程度予測することができます。

経済指標をチェックする

経済指標カレンダーなどで「イベント」というような言い方を聞いたことはないでしょうか。

発表時には瞬間的に大きくレートが動くことがあり、それを待ち構えてトレードする人もいますのでイベントと称されるのです。

指標発表で着目されるのは、事前予想と結果が大きく異なったとき。

事前の予測よりも悪いなら発表と同時に大きく下落しますし、事前予想よりも良い結果だっら急騰するような場面も見られます。

指標発表時を狙った短期トレードは初心者には難しいのであまりおすすめはできませんが、予測と結果のギャップをチェックすることで指標発表時間をこれまでと違った目線で見ることができるようになります。

まったく分からない場合は最近のニュースとチャートを照らし合わせてみる

調査中ファンダメンタルズを勉強しようとして、指標をチェックしても全然頭に入ってこない、言葉の意味も全然分からない!という場合は、まず、最近あったニュースとチャートを見比べることから始めてみると良いです。

例えば最近では英国のブレグジット問題や、2018年くらいまではトルコと米国のトランプ大統領の問題がありましたよね。

自分が投資している通貨の日足や週足などある程度長期的なチャートをプリントアウトして、そこに出来事を書き込んでいくと良いです。

そうすると、何かの発言や議会の決定がきっかけで価格が大暴落していたり、ローソク足が変な形をしていたり、何か発見があるはずです。

最初は分からないかもしれませんが、ネットで気になった国際ニュースを日付を追ってチャートに書き込む作業をしていると、大まかなニュースの流れが分かりますし、為替の値動きとの関連が何となく見えてきます。

そうやってざっくりと全体の流れをしっておくと、「次の経済指標は重要だな」とか、「この間のレポートではこんな風に予測されていたけどどうなるだろう」などを考えるようになります。

また、どんなことで為替が反応しやすいのか、資源価格との関連性などがニュースを通じてわかってくるようになります。

それだけでも十分に力になりますので、是非やってみてください。

できる範囲からデータ収集してみる

テレビのスイッチを入れる人初心者がファンダメンタルズ分析を始めるにあたってどのように取り組んだらよいのかついて解説してきました。

副業トレーダーがファンダメンタルズを全て網羅するのには時間的に限界がありますよね。

ですので、あなたにとって可能な範囲で経済の動きを捉えることが大切です。

朝の通勤時間に経済ニュースやレポートをチェックしたり、夜に経済番組を見るなどして無理のない範囲内で少しずつ勉強していくと必ず投資家として知識の筋肉を付き、トレードにも役立ちます。

毎日続けることが大切ですので、少しずつ世界経済に触れていってみてください。

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